しあわせは いつも じぶんのこころが きめる

相田みつをさんの言葉に「しあわせは いつも じぶんのこころが きめる」という詩があります。とてもシンプルですが、人生の真理を突いていて「私の生きる指針」となっている詩です。

たとえば、同じ出来事が起きても、それを「ついてない」と感じる人もいれば「いい勉強になった」と前向きに受け止める人もいます。結果は同じでも、そこから生まれる気持ちはまったく違うのです。つまり、しあわせかどうかは出来事に左右されるのではなく、受け止める自分の心にかかっているのです。

● 朝の通勤途中に雨が降ってきたとき
「最悪だ」と思えば気分は沈みますが、「雨のおかげで空気が澄んで気持ちいいな」と感じれば心は軽くなります。

● 仕事で失敗したとき
「自分はダメだ」と落ち込めばしんどくなりますが、「これで次はもっと成長できる」と思えば、希望に変わります。

● 家族と過ごす何気ない時間
豪華な旅行や高価な贈り物がなくても、「一緒にごはんを食べられることが幸せ」と感じられる人の心は満ちています。

こうしてみると、幸せは外側にある特別な出来事やものではなく、自分の内側から湧き出てくるものだと気づきます。誰かに与えてもらうものではなく、自分で決めるもの。だからこそ、心の持ち方ひとつで、日常が幸せに彩られていくのです。

相田みつをさんの言葉は、忙しさや不安の中で「足りないもの」ばかり探してしまう私たちに、「もうすでに幸せはここにある」と教えてくれているように思います。

今朝も日めくりカレンダーを捲ったら「しあわせは いつも じぶんのこころが きめる」という詩が書いてあった。身近な出来事に感謝して、目の前にある幸せを見つけて生きたいですね。